アマノウズメと出会うー会いに行くー
伊勢神宮の場所さえわからず、
猿田彦神社がこんにも有名で素敵な神社だということさえわからない私が、
「もう!こっちきて!」とばかりに、猿田彦神社へ参拝することになったのですが
(このお話はこちらから↓)
まだ、この時は導きが分からず、
「娘にとって、何か道開きになったらいいなぁ」
と漠然と願う一方で
心のどこかで
「私の運命がここから動き出す・・・そんなことはまだ想像もできないけど、
そうだったら楽しいな」と思っていたのも事実。
午前中、人力車でたくさんのところを駆け巡らせていただいたあと、
あまり予定を決めないで旅行していた私たち親子は
午後から、どうしようか~なんて
のんきに言っていたけれど、
娘が「やっぱり、天岩戸に行きたい!」と。
事前に調べたときには、
娘は「夫婦岩」か「天岩戸」に行きたいと言っていたのだけれど、
天岩戸はちょっと遠いし、レンタカーも借りていないのでアクセスが不便だから
夫婦岩にしようかねぇ、なんて言っていたんだけれど、
ここにきて、「天岩戸」を押してくる娘。
調べてみると、バスもいい時間にありそうなことが判明。
「よし、じゃあ、天岩戸へ行こうか」
本当に、お恥ずかしい話なんだけど、
私は古事記について全くの無知で、
「古事記って何?」レベルだったのです。
学校でなんか習った気がする・・・程度。
一方の娘は、なぜか小学生のころから歴史上の姫や、古事記が好きで
歴史の教科書には絶対に出てこないようなことばかり知っていた。
だから、天岩戸に関しても、娘のほうが知っていて
娘からエピソードを教えてもらったくらいだった。
なので、天岩戸といわれてもピンとこなかった。
しかし、私はその場で感じ取る力だけは優れていると思う。
勘がさえる時があるというか。
直感だけは、めちゃくちゃいいほうだと思う。だからこそ、無知でもここまで生きてこれたと思う。
バスに揺られながら、着いた
天岩戸。
時は、2019年4月。
本州は桜の時期。
(北海道は桜は5月なので)
全く狙ったわけではなく、たまたまこの日を選んだことは、やはり必然としか言いようがない。
志摩の一本桜「岩戸桜」が
悠然と、でも寂しそうに
そこに立っていた。
満開だった。