普通の家族に憧れたことー愛されることのないひとー
私の1番の願いは
愛されること。
最初、それがわかった時
「愛されたかったんだ」
「私、愛されてよかったんだ」
1人、涙が溢れた。
それは、避けてきたことでもあった。
愛されることを避けてきた。
私なんか、愛されるわけがない
愛されちゃいけない
愛はみせかけだけだから
きっと、これは偽りの愛。
そして、他の人に
存分すぎるほどに注がれる愛を見ては
体育座りで
涙を流してた。
ただ、幸せになりたいだけなのに
どうしてこんなにも
不器用なんだろう。
愛されてる人をみて嫉妬して
私は愛されないって決めつけてる。
だって、私には何もない。
得意なことも、
できることも、
頑張ってきたことだって、
なにも、ない。
愛される、はずもない。
1人になると
未だに、
そう思えて
不安と孤独と悲しみが
私を包む。
あなたは一人じゃないよ
そんな言葉さえも
辛くて
泣けてくる。